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魚を育てる森=御林(おはやし) 
魚を育てる森=御林(おはやし) 

真鶴岬    

 江戸時代に小田原藩が植林した松と、その後、明治時代に皇室御料林となって植えられた楠とともに、スダジイなどの自生の樹木が構成する豊かな森です。

 中には樹齢350年以上といわれているマツや、スダジイ・クスの大木も見られ、都会からすぐに来られる距離にありながら、トトロの森の雰囲気を味わえます。

右の写真の水平線にうっすらと見えるのが、

伊豆大島、真ん中の緑の半島が真鶴半島。こんもりした森が「お林」↑。
 

 この森は昔から漁師や地元の人々の間で「魚を育てる森」として崇められ、「お林(オハヤシ)」と呼ばれて大切にされてきました。
 お林の樹木は「魚付き林」といわれ、海に影を作り、小魚の憩いの場を提供し、その小魚を狙って大きな魚がやってくるといわれています。またお林からの森の栄養分が雨で海に流れ込みプランクトンを豊富にしているともいわれています。(一方では、魚が多く集まる理由は、早川・相模川・酒匂川等、富士・箱根・丹沢山系の豊富な山の栄養分を含んだ水が注ぐ海であること・黒潮の影響だともいわれています。)
  

 半島の先端の三ツ石海岸は、初日の出のベストポジションでもあります。(当HPヘッドの写真は、そこから「初日の出」を私が撮ったものです)

 

 夏は、磯遊びや、海水浴客、重要無形民族文化財の「貴船祭り」で賑わいます。

 年間を通して釣りのお客様にも喜ばれています。

 

真鶴町HPから、羽ばたく鶴の形の真鶴半島、後ろは箱根、そのもっと奥には富士山が写った上空からの写真をご覧いただけます。

真鶴町HP


また、半島の先端、ケープ真鶴2階にある「遠藤貝類博物館」には、故・遠藤晴雄氏が収集した興味深い貴重な貝類を観ることができます。

遠藤貝類博物館HP